イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】

②2週間二人きり

【友子side】

「よく来てくれたね」

私にそう声をかけ、

優しい微笑みを浮かべた秀人。

・・・

「約束を果たしに来ただけです」

私の言葉に、頷いた。

・・・

「向こうでは仕事が立て込んでいるから、

あまり友子の相手は出来ないかもしれない。

でも夜は、2人きりで過ごそう」

そう言って、

私の手をそっと握りしめた。

・・・

私はそれに抵抗しなかった。

・・・

秀人は言った。

『時間がない・・・

理由は、命の期限が迫っているから』

・・・

その言葉は、

本当かもしれないと、改めて思った。

だって、

秀人は、見ない間に、

たった数日なのにもかかわらず、

なんだか少し、やつれた気がした。
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