ゆる恋〜毒舌彼氏と甘い恋〜


そうやってベッドに横になっていると突然、携帯が鳴りだした


ピリリリリ―。


【着信:橋本くん】


え!?

橋本くんから電話だ!!

急に私の心臓がうるさくなって、ベッドの上で正座して電話に出る。

「も……もしもしっ」

うわ、声が少しうわずっちゃった。


恥ずかしいなんて思っていたらすぐ、橋本くんは


「明日の13時、浦広場公園で」

と言ってすぐに電話をきった。


プープープー

と無機質の音だけが響いていて

「橋本くーん!」

プープープー

呼んでも応答が返ってくることはない。




< 278 / 323 >

この作品をシェア

pagetop