あたしの証【完結】
部屋に入ると、飢えた狼のようにれんはあたしを求めた。
それをあたしは受け入れる。
あたしを求めるれんは。
今にも壊れてしまいそうで。
まるでガラス細工みたいで。
力を入れると粉々になってしまいそうで。
そんな脆さを守ってあげたくて。
壊したくなくて。
あたしは必死にれんに縋りついた。
離したくない。
離れたくない。
似てるようで。
似てないその言葉を。
あたし達は必死に紡ぐんだ。