会長さんは優等生ヤンキー?!
第一章

高校2年目の入学式のコト



おはようございます。

寝起きの胡桃です。


『わわっ時間危ない!…じゃ、いってきます!』


急いで支度を済まし朝ご飯も食べずに焦って出た家。


二度寝をしてしまい、新学期早々遅刻しそうなのだ。


もう高2になるのに…



『…うわっ…わわわっ!』



まだ完全にしっかりしてない眠気が残る体で焦りすぎたのか家から出て少しの石畳のとこでつまずいた。


こけるか…と思ったが、腕を誰かに掴まれなんとかこけずにすんだ。


誰かとは大体想像がつくが、振り返るとそこには少し眠たそうな無表情の兄の姿。



『あ…ありがとう、春くん…』



「…別に…送る」



『あー…うん、大学が大丈夫ならお願いする』


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