忘れられない
『じゃぁ、今日は

家から出れないから

今から好きな人に

告る!!

だから、電話で

教えるよ!私は』



《送信しました》



江口はここまで

覚悟をしてる私を

どう受け止めるのか?


ちゃんと、教えてくれる

だろうか?



~♪~♪~♪


《江口》


『わかった。良いよ。』



江口…なんか、

寂しいよ。


江口も…

覚悟したのか…。



私は、そのメールを

しばらく眺めてから、

必死に緊張を

こらえて…。



胸の高鳴りを

一番感じた時、

電話の呼び出し音が

もう、すでに鳴り始めていた。





プルルルルル…プルルルルル…




どうしよう…

まだ、心の準備がッ…



…プツ…



「もしもし?」



出たッ…出たよ…




「もッ…もしもし…」




< 143 / 216 >

この作品をシェア

pagetop