あたしはいじめっ子

びしょ濡れの制服のまま

ゴミクズがあたしに

向かってきた。

そして、こう言った

「あんた…後悔しても知らないよ?」

は?

「後悔って何?てか、あんたって呼ぶなよ。小さい中小企業の娘のくせに。」

「それは…どうかしら?」

うざいなぁ。

「うっさいんだよ!あたしは絶対後悔とかしないから。」

そう吐き捨て、あたしは教室から出ることにした。

教室を出る前、一瞬アイツが

「絶対後悔するよ。」

って言った気がするけど

空耳よね。

ゴミクズがあんなこと

言えるはずないんだから。

そうして放課後になった

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