激甘男子の愛し方



任せられるわけないでしょ!!



それにこんな風に触られるのはやっぱり洸じゃなくちゃヤダッ!!




「やっ!離してっ!」



「もう少しだって……」



いくらもがいても、大蔵君の腕はしっかりとあたしを押し付けて放さない。




ほ、本当にヤダ。



洸っ……



視界が歪んでいく。




「やぁっ―……」


――ガラッ



……え。



「っ……な、何してんだよ」



「何って、見て分かるだろ?」



「っ―……!!」



言い合いの言葉の後、すぐに押さえつけられている体が楽になった。





< 282 / 339 >

この作品をシェア

pagetop