激甘男子の愛し方



「洸はバカだよっ!なんでそうなるの!」



ギュッと握る手が震えている。



「汚れるなんて勝手に決めないでよっ!汚れるんじゃないよ!洸の色に染まるだけなんだよ?」



「っ……」



真子は少し抜けてるとこがあるからな。



自分がどれだけ凄いことを言ってるか、わかってるのか……?



そんなこと言われたら……




――ギュッ



「じゃあ俺の色に染まって」



「っ……」




「それで俺に真子のすべてをくれ」




「うんっ……」




真子を好きになって、恋をしてよかった―……




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