【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~




「ま、ほどほどにな。んじゃ、かなえも
来たし、帰るわ」



ヒラヒラと手を振りながら、溝口と仲良
さげに帰っていった豊。



まあ、溝口の腰に手を回そうとして叩か
れてたけど。



お前だって、溺愛してるくせに。……な
んていっても普通に認めそうだから、い
わないけど。



「向坂くん……」



ボーッとしていたら、そんな声が聞こえ
てきて、見るとビックリしたような澪が
立っていた。



なんでここに、みたいな顔だ。



そりゃそうか。だって先に帰っててって
言われたしな。



「……帰るぞ」



それだけいって手を差し伸べれば、澪は
笑顔でそれを握ってきて。



俺の彼女は、ほんとに天使並みに可愛い








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