本物の愛をちょうだい。

redroseメンバーバーベキュー。

季節は暑い夏。


つか、マジで暑いよ。
よりによって、クーラーが壊れるなんて。


オーナー、クーラー買ってくれよ。


しょうがないから、
下の店に涼みにいこ。


店の鍵は、全員持ってるからね。



って…


「どうしたの?
朝から全員揃って…」


「おっはよー!!
美亜ちん♪
オーナーさまの急な呼び出し~」


そおゆうこと…
何故か、店の外に全員集まってる。


「てか、生意気娘が朝から起きてる。」


「クーラー壊れたの。
だから店で寝ようかなーと…」


マジで寝れなかったしね。


朝から集まってるメンバーを残し、店の中に入ろうとした時…


店の前に、ワゴンが停まった。


「おはようさーん。」


運転席に、グラサンをかけたオーナー。

助手席には、ハットをかぶった晴樹さんがいた。



「ちょっとゆっきー!
何の呼び出し?」


翼がオーナーに駆け寄る。


「今日は、店休みにして
全員でバーベキューするぞ!!」


「バーベキュー!?
だから水着持って来いって言ったのか~。
水着の女の子ナンパし放題!?」


「龍の頭はそれしかないんか…。
とにかく、全員参加だからお前も参加だぞ。」


「ちょッッ…オーナー!
何故アタシを担ぐの…
降ろして。」


いつの間にか、アタシはオーナーに担がれた。


「寝かせねーから。」


「ちょっと!
せめて支度させてよ。
5分で終わる。」


「逃げんなよ。」


「逃げないし…」


「水着着てこいよ。」


「嫌だ。」


「へえ。
じゃあ海に投げる。」


はあ。


マジで急な人。



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