優しいkissをして

顔が引きつり治した鍵を


「じゃぁはい」


もう一度剛に返すと


剛「だと思ったよ」


受け取り、スーツのポケットから
可愛いらしい
ピンクのクマのキーホルダーを鍵に着け




剛「これでよしと」



渡された鍵を見ると笑いが出る



「これ買ったの?」


剛「まぁな(笑)」



ピンククマは、私の好きなキャラクター
それをどんな顔で買ったのか
想像するだけで笑えそう



剛「よし、なら担任呼ぶから」



電話に手を伸ばし、受話器を耳に宛て


剛「唐沢先生お願いします」


そう言って、静かに
受話器を戻した


剛「まぁ何かあったら言えよ」


「うんありがとう」



まだこの学校に、知り合いが
居る事がせめてもの救いだった
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