同棲生活·2
分かってる。亮二が本当のこと言ってるのは。

そう。頭では分かってるんだけど……。

心の中がモヤモヤしていて、ついていかないの。



「樹里」

「……」

「どうした?」

「ごめんね。くだらないことで怒ったりして」


あたしは素直に謝る。


「気にするなよ。それだけオレのことが好きってことだろ?」

「笹原さんって美人だから、不安になっちゃって」

「不安になる必要なんてないよ」

「うん……」


あーあー。情けなさすぎる。

27にもなって、ヤキモチなんてかっこ悪いよね。

何だか泣きたくなる。

昨日の夜は、亮二が久しぶりに早く帰ってきてくれて。

ご飯も久しぶりに一緒に食べて、

テレビを観ながら笑って、


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