弱小バスケ部の奇跡





走って公園に行くと、ちょうど未希も来た。



「未希、速いね。おはよう」


「おはよう。そんなことないって」



言いながら、未希は謎のシュートをした。

バックボードの下に回り込んで、ボードを背中にシュートを決めた。





「未希、なに今の……」


「あぁ、練習重ねればできるよ」




あんなすごいやつ、あたしにできんのかな……?





未希は「じゃあ」と言って、レイアップを決めた。




「まずは、シュートの基本中の基本、レイアップの練習からしよう」






高柳 棗、初・シュート。






< 123 / 332 >

この作品をシェア

pagetop