弱小バスケ部の奇跡






その時───



「っきゃぁぁぁぁあーッ!!!」


「んあ? なに、ぅあぉッ?!」




───ゴンッ




顔面直撃、愛しのバスケットボールちゃん。






…いや、こんなん思ってる場合じゃなーい




「いってーぞこるあッ!!」


「ひいぃぃぃぃぃっっ、ごめんごめんごめんッッッ!!!」




あたし、マッハ20で和香にタックル。







……のはずが、




和香はビクともせず、あたしが吹っ飛ばされた。




な、なんなんだコイツ。


そんで、その「なぁに、どうしたの棗ちゃん?」的な顔やめて。




元はと言えば、アナタがいけないんだからね!



ヘタしたら鼻折れるっつの。






……にしても、今のケッコーきた。



ジンジンするー…





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