僕と再婚して下さい。
「あたしの家だもん!言われなくてもそうします!」

「正確には出戻った家か」


オレがそう言うと、舞は不機嫌な表情になった。

家に上がってズカズカと二階に上がって行く。


部屋の中に入ると、舞はベッドの上に荷物を置いた。


「東京で何買ってきた?」

「洋服に小物にお土産」

「オレへの土産なんてないよな?」

「家族の分しかないよ」


オレと舞はテーブルを挟んで、向かい合って座った。


「そもそも東京に何しに行ったんだよ?スカイツリーでも見てきたのか?」

「野球観戦。東京ドーム行ってきたの」  

「ふーん。その後、お泊まりね」


お泊まりを強調して言う。
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