堕天使

第八章 告白と勇気

[彩side]




病院に居る舞に一言も話せなかったまま、私達は倉庫に帰った。



彩「私も、堕天使引退しよかな。」



康智良和「えぇー!嘘でしょ?」



彩「何か、私だけ楽しくみんなといるのはだめかなって。」



智也「舞はそんな事望んでないと思う。」



康太「でも、何でいきなり。」



彩「何時かはやめなきゃいけない。ただ、その時が少し早まっただけ。」



良樹「じゃあもう遊べないの?」



彩「今ちょっと忙しくて。時間が空いたらかな。」



和樹「やっぱりだめ。舞の帰ってくる場所がまたなくなる。」



彩「多分舞はもう帰って来ない。」




康太「かもな。」

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