気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】

距離と寂しさ 【side 優生】




「アハッ…マジで~?」

「おぉ!マジでっ!!」


 他愛もない会話が溢れかえる教室で俺はただ周りの男子と話していた。


 こうすれば気が紛れると思うから。

 できるだけあの子の見えないポジションに立ち、笑って誤魔化す。


 でもそんな俺の気を知らないクラスメートが言った。


「最近、上田は天使ちゃんと話さないよな。」



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