気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「知るかっ、バカッ!!!」


 暴言を吐いて、見えてきた家まで走り出した。


 そんな私の頬には涙が伝っていた。


 本当は今すぐにでも抱きつきたいくらい寂しくて苦しい。

 だけど、私の意地がそれを邪魔する。


 これだから私は私が嫌なんだっ


「はぁっ…はぁっ…」


 息を上げながらも必死に走る。


 だから気付かなかった、


 左側から車が走ってきてるなんて………


「パッパーッ」



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