気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】
「夏音ちゃんみんな行っちゃったよ……?行こう?」
どうやら、思いふけっていたせいか、教室には目の前の子と私しかいなかった。
彼女はきっと私が行くのを待っていてくれたんだと思う。
本当の優しい子。
「うん、待たせてごめんね?」
また、偽りの自分を作る。
その子と一緒に教室を出て、彼らの元へ向かった。
上田 優生、あなたは私に声をかけないでほしい……
切実に願います……!