気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「天使ちゃんのことなんだけど……」


 天使という単語に『ピクッ』と瞬時に反応する。

 それの少し後にあの子の顔が浮かんできて、あの笑顔が頭一杯に広がる。

 無邪気で愉しそうな、心の底からの天使の笑顔。

 とびっきりの最高なあの子の笑顔。
 その笑顔に吸い込まれそうになり、つい触れてしまいたくなる衝動を必死に抑えるほどに最高の笑顔だった。


「なぁ、聞いてる……?」



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