黄昏に香る音色
夢から覚めた…

明日香の目に、

涙が流れた。

あたしは、あの三人ほど才能はない。

でも、あたしは、やらなくちゃいけない。

あたしの歌と音で。


明日香は、ペンを握り、

歌詞を書き始めた。

それは優しさ。

1人では、音はできない。

あたしを、見守ってくれている人達へ。

そして、

聴いてくれる人達の優しさへ。

あたしにあるのは感謝と、歌えるという喜びだけ。

死んだら、歌えない。

みんなによって、包まれた優しさ。


シンプルな歌詞になった。

それでいいと思った。

一つ一つの言葉に、思いを詰めて、

包み込んだらいい。

言葉で伝わらないことは、

トランペットで伝える。


明日香と和美の合作となる曲は、出来上がった。


YASASHISA。

曲名は、決まった。
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