ヒミツの恋【短編集】

教室

それから家庭科室へ戻った私を友達の裕美と、真由美は驚いて迎えいれた。





『どうして怪我が増えてるわけ?』





『保健室で何があったの?』





二人の質問よりも、私は中川君がいないかキョロキョロと探してしまう。






そんな私に二人が呆れ顔。





けど、中川君の姿はどのグループにも居なくて…






怪我したのは、私の不注意からだったのに…





目の前で転んだり、おでこぶつけたりしたから、責任感じちゃったのかな?






ポケットに無理矢理折ってしまい込んだ冷え○タを手で探る。





中川君、わざわざ買いに行ってくれたのかな?



それなのに…




私…お礼言ってない…
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