キャッツ愛
ヒトの世界に出かけたとき、魔女の世界で最も犯してはならない罪を犯してしまった。
ヒトに恋をしたのだ。
愛してしまった。
深く深く、愛に溺れてしまった。
ハクはそれを近くにいながら、止められなかった。
愛していた魔女だからこそ、止められなかった。
あんなにも恋に溺れ、喜び、悲しみ、苦しみ、幸せに浸っている彼女を見たのが初めてだったからだ。
今セリアから彼を奪ったらセリアはどうなるか一よく分かったから、何もできなかった。
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