SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
私と克己は同じベットの上に仰向けに転がる。



私は緊張しちゃって逆に目が冴えてしまい、寝付けず…天井の仄暗い光を放つ埋め込み式の照明を見つめて眠気が来るのを待っていた。



「眠れないか?」


克己が私の方にクルリと身体を動かす。



私の身体が急に強張る。




「…少しは信用しろよな」



「だって…」


克己は私の肩を抱いて、引き寄せる。


克己の胸の中に頬を埋める形になってしまった。


密着度が危険区域を突破したーーー・・・


静かな部屋に響く克己の鼓動の音。


私と同じで早鐘を打っていた…



「緊張してるのはお前だけじゃない…俺だって同じさ…全く」



克己は私の額にチュッとキスを落とす。


「これくらいは許せ…」





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