SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
二人で考え込みながら…メニューを決める。


ちょっとした共同作業。


呼び鈴を鳴らし、二人で決めたメニューを従業員にオーダーした。



二人で冷たい水を飲み…夜の都会の夜景を眺める。



「…俺も一人っ子だし、お前も一人っ子だよな…白石兄弟をどう思う?」


「にぎやかでよかった思います…テレビでは観れない…『ウィング』たちの素顔も見られてとっても楽しかったです」



「失望とかはしてないのか?」


「別に…アイドルだって私たちと同じ人間だし…」



「…ふーん。そうか」



「…でも、家族っていいですね」


私には家族と呼べる人が…この世にはいない。


このまま、誰も居ない自宅に戻れば…深い孤独感に襲われる気がした。


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