SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
最後はお祝いの花火が上がる。



鼓膜に響く炸裂した音と共に夜空に美しも儚い大輪の花が咲く。




私たちはシンデレラ城のバルコニーから連続して上がる花火を眺めた。



「…パパ…きれい」



「…奈有お前の為の祝いの花火だ…」


「…普通…誕生日に花火まで上げるか?」



「…いいじゃないか…奈有は…未熟児で生まれて…一度は死にかけたんだ…そんな娘が2歳まで生きたんだ…お祝いしたくもなるだろ?」



「…そうだったのか…」




そんな裏事情があったんだーーー・・・



「さあさあ…みんな…もう一つのメインイベントが始まるよ!!」



ルイが私たちを呼びに来た。

















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