SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「待たせたな」


専務が運転席に乗り込んできた。



「大丈夫です・・・」



昨日までいや昼休みまで…専務が私のコトを好きだなんて…微塵も思わなかった。



専務の唇を見ていると、会議室で交わした甘く濃厚なキスを思い出す。



私の顔がいやらしく赤くなっていく。



「どうした?」



「別に…」



専務が急に腰を上げて、私に覆いかぶさってくる。



「せ、専務…車内でヤるんですか?誰かに見られたら・・・」



「…シートベルトを付けるだけだ」



専務は私のシートベルトを付けてくれただけだった。



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