SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「…お前らはどう言う関係?」


秦多は自ら、地雷を踏むような質問を投げかける。




「私たちは…」



蘭莉は言葉尻を濁し、俯いた。



「別に俺に気を遣わなくてもいいぜ。蘭莉…付き合ってんだろ?」



「秦…多」


俺の方から言いたかったけど。


二人の間に見える気まずい雰囲気が俺の口を塞いだ。




蘭莉と秦多って唯の幼なじみではなかったのかもしれないーーー・・・





< 56 / 237 >

この作品をシェア

pagetop