SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
久しぶりに元気な秦多の姿が見れて、ずっと抱いていた胸のわだかまりも溶けた。



多分、一人では行けなかったと思う。


私は克己に感謝した。



「…本当にありがとう」



「…店の前まで送るよ」


「で、でも・・・」



「女の独り歩きは物騒だろ?襲われたらどうする?」



「今まで一度も襲われたコトは・・・」



「…それは今までラッキーだったんだ」



克己は車から降りて、一緒に商店街の中に入って行った。


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