SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
私は克己の用意した朝食を食べる。



「コーヒーだけはセルフだ」



「はい」


小さなガラスの器に入ったサラダに厚切りのトースト。


ベーコンとキャベツのコンソメスープに卵焼きが添えてあった。



「…克己って料理出来るんですね」



「…一人暮らしが長いんだ…これくらい出来る」




料理の出来る男性はポイント高いよ!!

椅子の背凭れにかかった水色地に白いウサギが人参を咥えた柄のエプロンに自然と目がいった。


「そのウサギ柄のエプロンを付けて…克己が料理したの?」



「いけないか?」


ウサギ柄のエプロンを付けてキッチンに立つ克己の姿が想像できなかった。






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