RAMS

エピローグ

～ハッピーウエディング　終わり、そして始まり～


白いドレス、白いヴェール、白いくつ。

手にはいっぱいの花。

顔にはいっぱいの幸せな表情。


女神が愛する人へと続く赤い道をゆっくりと歩く。


さぁ、永遠の愛を誓おう。

たくさんの拍手の中、2人は見つめ合う。


“一生大切にするから。”


その言葉に女神は頬を染めた。

白い女神の手を取り、白い手に光輝くリングをくぐらせる。



そして、


“誓いのキスを”


2人の唇が静かに触れ合う。


外に出ると、そこには

二人の未来。祝福。笑顔。拍手。


女神のブーケが宙を舞う。

“次の人へ幸せを。今日を忘れぬように。”


愛する人のとなりを歩く。

それだけで幸せ。



“私はあなたを選んだ。あなたは私を選んだ。奇跡。”



幸せで満ち足りている中ウエディングベルが

静かに明るく鳴り響く




　　　　　RAMS.fin