俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど




「俺、帰るな。ここにいても邪魔っぽいし……あとは冷やして、おばさん帰ってきたらちゃんと病院行けよ」




肩にカバンを掛けて、真子の頭をポンポンと2回叩く。



普通に歩けるようになったら、これでもかってくらい、真子にくっついてやる。



「じゃあ「……待ってるい…っ」




部屋を出ようとした途端、真子が俯きながら俺の名前を呼んだ。



「なんかあった?」


「邪魔なんて言ってない…」


「え?」


「邪魔なんて言ってないっ!

座ってるだけで暇なんだから…っ、話相手になって、よ…」




えっとぉ……。



これ俺…帰るなって言われてるんだよね?



そういう解釈で間違ってないよな?




俺がドアの前で止まっていると、真子は赤い顔を隠すように


まだ俺に爆弾を投下した。




「せっかく…2人で早く帰ってきたのに、もう帰るとかバカなの?瑠偉は…っ」




ああもう俺、真子のこんなセリフが聞けるなら…



バカでいいでーーーーーす!!!!




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