俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど



やべ、これ小さい子供をあやす父親みたい…。



「……瑠偉は…っ、死なないよね…?」


「……死なないよ」


「ずっと…っ、一緒だよね…っ?」


「…ん。真子が俺を嫌いにならない限り、ずーっといっしょ」



頬に伝った涙を拭う。



真子本当に小さい子供みたい…。



なんか、お父さんは死なないよね?って言われてるみたいで…。



母性本能じゃないけど、父性本能くすぐられた気分…。




「瑠偉…あたしのお願いきいてくれる…?」


「もちろん。今日はそのための日でしょ」


「ぎゅうってして。力いっぱい…それで、真子って呼んで。好きって言って。大好きって言って……っ!」



そんなこと…



真子が全てを言い終わる前に、真子を抱きしめた。





< 166 / 298 >

この作品をシェア

pagetop