俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど



外に閉め出された瑠偉の声が低い。




「おい。てめぇ何やってんだよ」


「………」


「閉め出しなんていい度胸だな」


「………」



答えてやんない…。



お母さんには優しくて、あたしには優しくしてくれないなんて、そんなこと…。



お母さんに嫉妬してるみたいだし。



「お前この寒さの中に俺をここに置いとく気か?」


「帰れば?」


「荷物そっち」



…そうだった。



ベッドの横に、瑠偉のカバンとコート…。



仕方ないから一瞬だけドア開けて、廊下に放り出す作戦。



静かに鍵を開けて、一瞬だけ開けた。




「…っと。まさかこのままドア閉めるとか考えてないよな」


「……え」



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