俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど
え、俺使わないからまだ着ててもいいのに。
「本当に大丈夫?もう寒くない?」
真子が風邪とか引いたら俺無理だからね。
真子がいない学校とか俺まじ無理だからね。
「風邪ひ「もーっ、大丈夫だってば!」
俺の言葉は見事に遮られ、うるさいと言わんばかりの様子で。
心配してやってんのに……。
「もし風邪引いても…」
「ん?」
「瑠偉がお世話してくれるからいいでしょ…?」
な……なんだ、この真子は。
いつこんなテクニック覚えたんだくらいの勢いで、俺の事を下から見つめる。
いわゆる、上目遣いってやつ。