俺の彼女が可愛すぎて辛いんですけど




でも、真子はしゃべれないから俺が何をしていいかまったくわからず。




とりあえず、真子が俺から離れたら…もう一回ちゃんと謝ろう…。




「ま…」




真子、と呼びかけようと思ったら、真子はすごい勢いで俺から離れて、メモとボールペンを手に取った。




ものすごく、殴り書きだったけど。




俺の目の前にメモを突きつける真子。

どうだ、と少しどや顔も含まれている。




【くすぐったい。でも楽しかった。でも謝れ】




ぶはっ



謝れって!!!!




なんだかその、命令口調でさえ愛しいよ。



< 92 / 298 >

この作品をシェア

pagetop