守ってくれますか?
「双子っなんてっ・・・・・」

ぼろぼろと涙を流す女の人。



「・・・・・なぁ、クウ・・・。守れないかな、俺達で・・・。こいつら、守ることができないかな・・・・・」


男の人がポツリと言う。


男の人も、美形だ・・・

ダークブラウンの髪に、黄金の瞳。
背も高い。




「・・・・・ん。そうだね・・・。守りたいよね・・・。」

女の人・・・クウさんも、ゆっくりと頷いた。




「よし!じゃあ、守ろう!!精一杯!!!」

「え!?ちょっ、フウッ!?正気!?」

「正気。だって俺パパだし?」

「や、そうだけど・・・・・」

「別に、クウは守んなくてもいいぜ?怖いんだろ?」

「う゛・・・そうなんだけど・・・・・。
・・・でも、私も守る!!フウだけじゃ心配だもん!!」

「お、言ったな?撤回とか無しだぜ?」

「もちろん!女に二言は無い!!」

「・・・・・・それ、男じゃね?」

「女だよ!!」

「へいへい。」

「何その生返事!はい、は一回!!!」




・・・・・・・・・・・・・え・・・


何コレ・・・


さっきまでの暗い雰囲気はどこへ!?
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