守ってくれますか?
「へへっ。おかげ様で、寝れました。ありがとうございます。」

なんか、照れ臭いなあ・・・

「いや、礼はいらん。俺も、安心したからな。」

「・・・・え?心配、してくれていたんですか?」

「もちろんだ。まあ、まだ食っても飲んでもくれないから、不安は残っているがな。」


「・・・・すみません・・・」

「早く、飲み食いできるようになるといいな。」

「・・・はいっ!!」


本当に、優しい方だ、ナオ様は。



――――――守りたい・・・・

強く、そう思える。


「私、いい人に買われたなあ・・・」
ぼそっと呟く。

「何か言ったか?」

「いえ、なんでもありません。」

私は満面の笑みで答えた。


「そう、か・・・」

「・・・ナオ様、なんで、そっぽ向くんですか?」

「・・・・・気にするな。」

・・・・・??

どうしたんだろ?




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