素敵彼氏の裏の顔



隼斗はどうしてこんなに優しいのか。

自分の楽しみや時間を割いてまで、あたしを元気にしようとしてくれる。



それに……

二人で出かけるって……




デートだよね!?




隼斗はいいのかな、あたしなんかで。

こんな平凡なあたしなんかで。






愚かなあたしは優しい隼斗を完全に信じ込んでいて、

彼の黒い部分に少しも疑問を抱くことなんてなかったのだ。



< 33 / 401 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop