素敵彼氏の裏の顔
このまま、学校に戻るか家に帰ろうと思った。
だけど、
「ねぇ、美優ちゃんもお兄ちゃんに用事があるんでしょ?」
なんて手を引っ張られる。
だが、本当は大した用事なんてない。
ただ不安で寂しかっただけ。
兄妹水いらずの時間を邪魔するのも悪いと思い、
「あたしはもう終わったよ」
と言ってしまう。
あたしの悪い癖だ。
こうやって、いつも自分の気持ちに素直になれない。
あやちゃんは、
「そっか」
そう呟いただけだった。