素敵彼氏の裏の顔
……え!?
隼斗、今何て言った!?
素敵ってのは、まさしく隼斗のためにあるような言葉じゃん。
「俺、絶対美優を幸せにするからさ」
これってまさか……
「美優、俺の彼女になって」
「え……」
あたしは、シミ一つない綺麗な隼斗の顔を、穴が空くほど見つめていた。
隼斗の言葉が、頭の中でぐるぐると回っていて。
その意図するところをなかなか理解出来ないでいた。
そして、ようやく頭がすっきりしてくると同時に、身体中にどっと血が流れ始めた。