日常探偵部の日常はバカげてる。
「死ねぇぇぇぇ!!!!」

「バカか、死ぬわけねーだろ」

ガシ!!バコ!!といった音がなる。

チクショー。全然くたばらないな。

とやっているうちにチャイムが鳴る。

「はい、亜鶴葉は元のクラスに戻る。海濃は自分の席に戻る。」

「こいつを殺ってから!!」

「海濃、女のお前がそんなこと言わない」

「だって恭ちゃん!」

「そうだぜ、俺様もこいつを一発殴らないと気が済まない!」

「ちょっとお前ら耳をかせ」

恭ちゃんに言われたとうりに耳をかした。

勿論、亜鶴葉もね。

「あんまり言うことをきかないと…お前らの黒歴史を暴露するぞ」

「「喜んで戻らせていただきます!」」

まさかのハモったよ。

ここで暴露されたら人生オワリだよ。

これだから恭ちゃんは怖いんだよ…。

いや、ホントに!

あたしはガタッとイスに座り、教科書を開ける。

そして授業は淡々と進む。

だが、睡魔が邪魔する。

くそっ!こんなところで睡魔に負けたら…恭ちゃんにどんなことをされるか…。

耐えるんだ!美緒!





しばらくして終わりのチャイムが鳴った。

「終わった…?」

「美緒、お疲れ様」

「彩音ちゃん…あたし…」

「ハイハイ、睡魔に負けたのね」

「助けて彩音ちゃん!!」

油断してたら寝てたー!!

どうしようどうしよう…。

嗚呼…あたしは天国に逝くのかな…。

「まぁ…たっぷり叱られてきなさい」

「彩音ちゃん!!ひどいよ~…」

「海濃…………」

「うわっ!?」

いつの間に後ろに恭ちゃんが!?

「すこし来い、話がある」

「ホントにすこし…?」

「さぁ?」

見てください、皆さん。

この満面な笑顔を。

そしてこの冷血な目を!

どうやらあたしは死ぬようです。

「彩音ちゃん…葬式は盛大に」

「わかったわ…」

「んじゃ、行くぞ」

恭ちゃんに引っ張られてます。あたし。

すげーコワイよー!
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