君の笑顔に恋してる❤
「じゃあ…帰るね」




佐倉に声をかけてから帰りたいから、少し大きめの声でそう言ったら、





ぼんやりとしていた佐倉と、目が合った。





あたしが笑うと、それに合わせて佐倉もすぐに目を細める。




そして、軽く手を振ってくれた。












さっきまで座っていたベンチから離れても…




佐倉の笑顔が頭に焼き付いて、離れない。




目が合うといつも、




佐倉の笑顔が見たくなる。




佐倉の笑顔を見るためなら…




あたしはなんでもするよ。




だから、




『好きなヤツ…ずっと、できないよ』




なんて、




言わないで欲しいよ。





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