君の笑顔に恋してる❤
「おい~、藤川。今日はやたらと声がデカいけど、なにアピってんの?」




塩田がニヤニヤしながらあたしを見ている。





「アピるってなに!?意味わかんない…」




「目立ちたいってことだろ~。高校生になったことだし、この辺でそろそろ彼氏でも作ろうとか思ってるくせに!」




「なにそれ。それを言うなら、塩田でしょ!?

中学のときは、髪黒かったし、髪だってそんなまとまってなかったし、制服だって……実は、高校デビューのくせに!」




「うわっ、お前~それをバラすなよ!!」




「なによー」









あたしと塩田のやり取りを、野上さんは眉をひそめてジッと見ている。





佐倉は……




あたしを見ているのか、やたらと視線を感じる。




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