またここで君に逢えたら〜*I love you even if far*〜



「………っ、」


反則だ、バカ。




「……へへっ、どうだ!今、伊月顔真っ赤でしょ?いつもイジワルされるから仕返し〜」



思わず顔に手を当てた。


認めたくねぇが多分、真っ赤になってるだろう。


しょうがねぇ今回は負けてやる。


けどな、


「次帰ってきたときは覚えとけよ?たっぷり可愛がってやる。……美和」




そう言うと、向こうは黙り込んでしまった。



ぶっ、単純なヤツめ。

まぁ、そんなとこが可愛いけどな。



「……い、伊月のバカっ!///……っ、待ってるからね。…頑張って。」



「ん、わかってる。大人しく待ってろよ?……じゃあな。」




もうすぐ離陸になり俺は携帯の電源を切った。



ったく、電話なんかするんじゃなかった。

今すぐ抱きしめたくてしょうがねぇ。



アイツは俺がそんな風に思ってるなんて知らねぇんだろうな。




まぁ、帰ってきたときは覚悟しとけよ。

……美和。









────fin+。♢














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