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日向side


何だか朝から不穏な空気が流れ込んでくる。


今日も俺は朝から女達に廊下で囲まれて

ワイワイガヤガヤと騒ぎ立てている。


てか、おれが騒いでんじゃねーけど…。


「おはよー、ハルタ♪」


俺は思わず声のした方を振り向いた。

そこにはハルタが真顔で突っ立っていて…。


「おはよ、ホシナ…」


って死にかけの声みたいな…

そんな声が発せられた。


そして、俺がハルタから目を離そうとした時、

ハルタの視線が俺の視線とぶつかった。

目がそらせない…


「日向?どうしたの?」


「どこ見てるの?」


「ねぇ、大丈夫?日向?」


女たちが口々に俺を見て心配の声をあげるけど

俺はヘラッと笑って『大丈夫!』って言った。
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