恋愛写真
第11話


1人で食べたケーキは涙の味がした。



彼からの大きな愛に気付いてしまったら、


アタシはもうそこから動く理由なんて


何一つ見つからない。



だけど、アイツは言った。



『お前、俺に惚れてんだろ…?』



アタシが追いかけたのはアイツの背中だった。



アタシの大っ嫌いな………


誰より大っ嫌いな太陽の少年だった。
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