Sourire
「ここ、俺の部屋。…あがっていかない?」

急に立ち止まった彼が、
だめだろうな、
という気持ちをはんぶんにじませた声。

あたしは足も止めず、

「えー。そんな、突然すぎますよお」

と明るく応えた。
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