君に愛して、僕を恋する。






オムライスが食べ終わって、美菜子さんが心配する前に、と佳代を送り届けた。







家に帰ってくると、父さんはもう自分の部屋に戻ってた。



雅はお笑い番組を見てて、真中綾子も一緒にテレビ前のソファーに座ってる。

けど、特別興味もなさそうに、ただぼーっとしてるだけ。





俺は洗い物をしながら、真中綾子とその父親の前に、隣の家に住んでいた人を思い出していた。





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