君に愛して、僕を恋する。





カーテンの隙間から漏れる太陽の光で起きたのは、いつもより少し早い5時。







濡れたタオルを持って父さんの部屋に入ると、昨夜とは打って変わってぐっすり寝てる。


額に浮かぶ汗をタオルで吹いて、台所へ向かった。




毎日の食事づくりは俺の仕事。


俺のせいで、父さんは倒れるまで働いてるってのに、これ以上押し付けられなくて。

いつの頃からか、自然と作るようになっていた。




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